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ミシンのように、金属を縫える時代に、……

2018/03/19

昨日は、
大阪府立大学の先生が主催する研究会があり、参加してきました。

これからは、金属がミシンのように縫える時代になると、私は思います。

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なぜなら、
もう既に、摩擦攪拌接合技術として、実際に、ミシンのように、金属を溶かすことなく、金属と金属をくっつける技術があるからです。

たとえば、新幹線の車台。
これも、この摩擦攪拌接合で、作られています。
航空機や歩道橋なども、この摩擦攪拌接合で、作られています。
摩擦攪拌接合は、融点よりも低い(絶対温度Kで、融点の7~8割の)温度で接合するため、その金属の素性を変えることなく、原子が移動することにより、接合する技術なので、溶接部は一般的にモロくなりやすいですが、この摩擦攪拌接合は非常に固く、丈夫なので、新幹線や航空機部材に使われています。

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もしも、
この摩擦攪拌接合技術が、40~50年前から存在していれば、今、問題となっている橋梁や高速道路の心配も、なかったことでしょう。

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だから、私も、
これからの時代を切り開く新しい技術を、
我々の業界でも、ドンドン活かしていこう!と思います。

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しかし、お話しくださった藤井先生は、
優しく、心温まる、人としても非常に魅力的な先生でした。
謙虚にして驕るなかれ、を学ばせて頂いたような気がします。

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その藤井先生の夢は、
各ご家庭で、ミシンのように、小学生でも、アルミとアルミをくっつけることが容易にできる装置を安価で買える研究を成し遂げることだそうです。
夢も、偉大です。

ありがとうございます。

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