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先日、インド人の学生さんを対象に、3日間のオンラインインターンシップを実施しました。Zoom越しに画面を共有しながら、配管・計装設計(P&ID)の基礎から、配管図をもとにしたアイソメ図の描き方まで、一緒に取り組みました。

▲ 作成したP&ID — SV-A004 自動バルブからV004 攪拌槽への系統

DAY1–2 P&IDを一緒に描く

最初の課題はP&ID(Piping and Instrumentation Diagram)の作成です。学生さんは初めてのP&ID作業に戸惑いながらも、着実に手を動かしてくれました。

今回のダイアグラムでは、HV-006R ハンドバルブSV-A004 自動バルブを通じてV004 攪拌槽へと流れる系統を設計しました。各配管には口径(50A)を明記し、実務に近い形式で仕上げています。

"Its actually very tough for me sir because it was a big layout sir so i don't know where to start drawing. But i am working on it sir"

— Akshaya(インターン生)、Zoom チャットより

大きなレイアウトを前にして「どこから始めればいいかわからない」という正直なコメント。それは多くのエンジニアが経験する最初の壁です。「まず全体の流れを把握して、起点となる機器から描き始める」というアドバイスを伝えながら、一緒に進めていきました。

DAY3 配管アイソメ図に挑戦

▲ 手描きのアイソメ図スケッチ — 寸法(500、700、600、800 など)を記入しながら立体的な配管を表現

3日目はいよいよアイソメ図の作成です。2次元の配管図を、立体的な斜投影で描き起こす技術は、配管設計の現場で欠かせないスキルです。

手描きのスケッチでは、X・Y・Z軸を30度の傾きで表現し、各区間の寸法を書き入れながら空間的な配管経路を表現していきました。赤い線は縦方向の配管、青い線は斜めに走る配管を示しており、実際の施工イメージが浮かびやすい図面となっています。

▲ 左:SG・TE・PG などの計器記号を含む手描きP&IDスケッチ 右:オンラインセッションの様子

振り返り3日間を終えて

Zoom越しでの技術指導は、対面とは違う難しさがあります。画面共有で図面を見せながら、チャットでメッセージをやり取りしながら、時には手描きのスケッチを映しながら——それでも、学生さんが「わかった!」と手を動かし始める瞬間は、オンラインでも確かに伝わってくるものがありました。

P&IDもアイソメ図も、最初は「難しそう」と感じるものです。しかし基本的なルールと描き順を覚えてしまえば、あとは練習あるのみ。インドの学生さんが今後のキャリアでこの経験を活かしてくれることを願っています。

こうした国際的なオンライン教育の機会は、これからも積極的に続けていきたいと思っています。

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