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内製化の検討ポイント

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内製化の検討ポイント

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【初心者向け】製品の外注から内製化(自社プラント建設)へ!検討ポイントと設計・費用の流れを徹底解説

「これまで外注していた製品の生産量が増えてきたため、そろそろ自社でプラントを建てて内製化(自社生産)したい」とお考えではありませんか?
製品の内製化は、製造コストの削減や納期管理の柔軟化など大きなメリットがある一方で、「何から始めればいいのか」「どのくらいの期間や費用がかかるのか」など、初めて検討する際には分からない疑問も多く存在します。
本記事では、プラントの設計・施工を手掛ける専門業者の解説をもとに、製品内製化を検討する際のポイント、具体的な製造設備のイメージ、そして計画から設計完了までのスケジュールを初心者にも分かりやすく解説します。


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なぜ今、製品の内製化(自社プラント建設)を検討するのか?

外注量の増加と複数社への分散発注の限界
製品の立ち上げ当初や生産量が少ない時期は、リスクを抑えるために外注(委託製造)を利用するのが一般的です。しかし、事業が成長して製造量が増えてくると、外注費用の負担が大きくなります。また、A社・B社・C社といった複数の外注先に少しずつ切り分けて製造を依頼していると、管理コストや物流の複雑化といった課題が生じます。
自社プラント建設によるコスト削減と生産コントロール
生産量が一定規模を超えた段階で自社プラントを立ち上げ、内製化を図ることで、中長期的な製造コストの削減が可能になります。さらに、自社で製造プロセスや品質管理、生産スケジュールのコントロールを直接握ることができる点も大きな魅力です。
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具体的なプラント設備のイメージ(化学・危険物製品の例)

自社プラントを建てる際、具体的にどのような設備が必要になるのか、原料の受け入れから出荷までの一般的なフローを例に見ていきましょう。
原料投入から混ぜ合わせ・充填・出荷までの流れ
液体や粉体の原料を混ぜ合わせて充填・出荷するプラントの場合、以下のようなプロセスで設備が構成されます。
1. 原料の貯蔵・受け入れ:大きな貯蔵タンク(例えば50㎥規模など)や、ドラム缶で原料を受け入れます。
2. ポンプアップと反応・撹拌(かくはん):原料をポンプで反応機(撹拌槽)へ送り、ドラム缶からも原料を投入してしっかりと混ぜ合わせます。常温で粘度がそこまで高くない液体であっても、適切な撹拌機の選定が必要です。
3. 加熱・冷却処理(ジャケット設備):反応を促進させたり品質を保つため、スチーム(蒸気)や冷水を通す「ジャケット」と呼ばれる多重構造を容器の周りに備え、温度コントロールを行います。
4. ストックと自動充填:反応が終わった製品はストックタンクへ移され、必要に応じて保温(例:60℃程度)を行いながら、自動充填機を経て一斗缶やドラム缶などに充填され出荷されます。

設備設計で注意すべき法律や安全上の制限

プラント建設では、ただ物を混ぜて作ればよいというわけではなく、安全面や法規制への適合が非常に重要です。
• 危険物・防爆(ぼうばく)対応:扱う原料や製品が燃えやすい「危険物」である場合、工場全体を「危険物製造所」として設計し、電気設備などを火花が散らない「防爆仕様」にする必要があります。
• 圧力容器の届出(1圧対応):撹拌槽の内部に圧力がかかったり真空引きを行ったりする場合、「第一種圧力容器(1圧)」という厳密な法規・申請手続に該当することがあります。人為的なミスでバルブを閉めたまま反応が進んだ場合の大事故を防ぐため、安全弁や構造上の安全性が厳しくチェックされます。
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プラント内製化の検討から設計完了までのスケジュール

「自社プラントを建てよう」と決めてから実際に工事へ入るまでには、綿密な設計期間が必要です。一般的なスケジュールの流れをわかりやすくまとめました。

ステップ1:ヒアリングと簡易フロー図(イラスト)の作成

まず最初は「どんな製品をどれくらい作りたいか」という要望のヒアリングから始まります。複雑な専門図面を起こす前に、まずはプロセス全体の簡単な流れや配置イメージをイラスト化して可視化します。これにより、お客様自身も「完成イメージ」を具体的に共有できるようになります。

ステップ2:P&ID(配管計装図)の作成(約3ヶ月)

イメージが固まったら、専門のエンジニアが参画し、配管や機器、計測器のつながりを示す基本図面「P&ID」を作成します。機器の高さや設置場所(エレベーション)によるポンプ能力への影響なども考慮しながら作成され、これがおよそ3ヶ月かかります。このP&IDが完成すると、プラント全体の概算費用(概算見積もり)が出せるようになります。

ステップ3:機器・設備の詳細設計と建屋設計(約3ヶ月〜5ヶ月)

P&IDをもとに、各機器の具体的な寸法や材質、配置を決める「詳細設計」を行います。この詳細設計に約3ヶ月かかります。 さらに、新たに工場(建屋)を建設する場合や、建物の設計と連携させる場合は、建設会社との調整やフィードバックにさらに約2ヶ月プラスされます。
全体期間の目安:設計・積算だけで「約7〜8ヶ月」
このように、P&IDの作成(3ヶ月)+詳細設計(3ヶ月)+建屋設計・積算(1〜2ヶ月)を合わせると、**早くても半年以上(7〜8ヶ月程度)**の設計期間が必要です。実際の機器発注や工事はその後になりますので、内製化プロジェクトは余裕をもったスケジュールで始めることが大切です。
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内製化の初期相談はどこにすればいい?

自社プラントの建設は金額的にも規模的にも大きなプロジェクトですが、「まだ検討段階で具体的な図面もない」という状態で大手のプラントエンジニアリング会社に相談しても、なかなか親身に対応してもらえないケースがあります。
そのような場合は、初期構想の段階から親身に話を聞き、簡易的なフロー図やイメージの作成からサポートしてくれるプラント専門業者に相談するのがおすすめです。段階を追ってエンジニアと一緒に詰めていくことで、無理のない内製化計画を進めることができます。
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◆まとめ

外注製品の内製化(自社プラント建設)について、要点をまとめます。

• 検討のきっかけ:複数外注先での分散製造や、生産量増加によるコスト・管理負担の増大。
• 設計上の重要ポイント:危険物対応(防爆)や圧力容器(1圧)など、法規制や安全面の確認が必須。
• 必要な期間:図面作成から詳細設計・積算まで、工事前段階の設計だけで約7〜8ヶ月かかるため早めの動き出しが必要。
• 進め方:最初は簡単なイラストやフロー図でイメージを固め、P&ID・詳細設計へと段階を踏んで進める。
自社プラントの立ち上げは大きな挑戦ですが、適切なステップを踏めば長期的な成長につながる強力な手段となります。まずは「どのような製品を内製化したいか」の整理から始めてみましょう。

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