小規模の液体製造装置の移設工事をご検討されていらっしゃって、
ご依頼がありました。
お客様のお困りごと
据付当時のフローシート、P&IDはあるのですが、
それから、色々と改良を加えたので、
現状のフロー、P&IDがない状態で、
設備の移設工事を、何から始めたらいいのか分からなく、
お困りになられていました。
ケイ・エイチ工業での解決
まずは、現状を現場調査して、フローを明確にするところから始まりました。
※参考フロー
また、
移設工事をするので、
せっかくの機会なので、
自動化できるところは自動化しておきたいとのことで、
ただし、製品の品質を確保するために、自動化してはいけないところもあり、
検討し合った結果を、
P&IDに落とし込みました。
※参考P&ID
次に、
移転先の建屋に合わせた配置設計を行いました。
既設より奥行きは広くなり、更に天井も高くなるのですが、ただし幅は狭まるので、
配置の検討にも、色々と試行錯誤しました。
中2階、2階と多重構造となるので、
3DCADで図面を描き、配置を検討していきました。
3DCADでの図面が出来上がり、
二次元での配置図
も、描きました。
さて、
図面が出来上がると、
いよいよ、実際の移設工事の準備です。
各機器単体を取り外し、
工場で、きれいにして、
移設先へ据え付けるための準備をします。
建屋の完成検査が終わり、
工務店さんから、お客様に引き渡しが完了すると、
設備工事に入ります。
まず、
架台から据え付けていきます。
架台を据え付けた後は、
機器の据付、配管工事と続きます。
配管のフラッシング、配管の圧検が終わると、
電気・計装工事です。
電気・計装工事が終わると、
保温工事です。
そして、
メカコン・機器の試運転を行い、
実液を入れるお客様の試運転で、運転補助をします。
このようにして、
設備の移設工事が完了します。
まずは、
現場のフロー、P&IDの調査から始まり、
3DCADでの配置設計、
そして、実際の移設工事となります。